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フランス２００２ 連載第６回 パリ ミニチュア探し Ｐａｒｔ１ 子供の頃から大好きなミニチュア＆ドールハウス．．．．ここ数年本場であるドイツ,，オランダへ行く機会に恵まれ，ますますその魅力にはまっている．Ｍｙコレクションを増やすのはもちろん，博物館でアンティークドールハウスを観賞するのもまた楽しい．ところでフランスには，どんなミニチュア＆ドールハウスがあるのだろうか？ 私にとっては，リモージュボックスもミニチュアのカテゴリーに入るのだが．．ドールハウスの専門書*を見てみると，アンティークドールハウスコレクションは，ドイツ，オランダ，イギリスなどが中心で，フランスは数少ない．今まで４度パリに来ているが，そういえばミニチュア店を見た記憶がない．というよりも，これまではとにかく数ある美しい教会と魅力的な美術館へ行くことが先決で，お店を探す余裕などなかった・・と言う方が正しいかもしれないが．今回はもう立派なリピーター（！？），じっくりと好みのミニチュアを見つけたい．（*ドールハウス大図鑑 フェイス・イートン 著 成田明美 訳 日本ヴォーグ社） 事前に最新のガイドブックを何冊か調べたが，ミニチュアショップの情報はほとんどなかった．ファッション，雑貨などに関してはあふれるほど載っているのに，やはりマニアックな情報というのは少ないものだ．インターネットも同じことである．コレクターズアイテムとして確立されているリモージュボックスの方が，まだ情報がある．あれこれ探していたところ，「地球の歩き方 パリ マップ ｅｔ アート」の９６年版に，１軒だけミニチュア専門店の情報があった！ マニアの間では有名な店とあり，期待が高まる（Ｐａｒｔ２でレポート予定）．何かと評価が分かれる「地球の歩き方」だが，情報量の豊富さでは群を抜いていると思う（Hiro's Homepageもおすすめサイトに載せていただいているので一応（笑））． パリでは５月１日メイデーには多くのミュージアムやショップが閉まってしまうので（みやげもの店は開いている），モンマルトルの丘にそびえるサクレクール寺院へ出かけた．ユトリロの絵に登場する哀愁のあるサクレクールとモンマルトルの街も，この日は人がたくさん出ていて，お祭りのような賑わいであった．ユトリロの絵の雰囲気に浸るためには，比較的静かな冬に来た方がいいのかもしれない．麓からモンマルトルの丘へ上がるには，階段を歩くか，フニクレールというモノレールかという選択．この日は午前中にモンパルナス墓地へ行き，やや歩き疲れていたので，迷わずフニクレールを利用（笑）．あっという間に到着．頂上からはパリの街が一望できる．
モンマルトルの繁華街で，人形がたくさんディスプレイされている小さなお店を見つけた．入ってみると，少しだけれどミニチュアもある！ そこで目に留まったのが，ピクニックバッグ（4×3×2.5㎝）であった．小さなバッグの中に，ワインボトル，缶ビール，グラス，パン，コルク抜き，チーズ，皿，フォークなどが入っている．こんなピクニックバッグを持って，ブローニュの森へ行くのもいいなぁ．．．パリのイメージにも合う一品だ．バッグの中のクロスの部分がピンクのものと２種類あったが，ブルーの方を選んだ．支払いの時女店主が，「これは私が作ったのよ」とたどたどしい英語で言った．作者から直接買えるなんてラッキー！．作者にしても，丹精込めた作品が，どんな人の手に渡るか見届けられて，嬉しかったのではないかしら．
翌日はバスティーユにあるミニチュア専門店へＧＯ！ パリ ミニチュア探しＰａｒｔ２につづく．．
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