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| ドレスデンの旅 第４回 ドレスデンで♪お買い物 ヨーロッパでのショッピングと言えば，優雅に高級ブランドのショップを巡るというイメージを持つ人が多いことだろう．でも私の場合はＧｕｃｃｉやＰＲＡＤＡよりも，スーパーやデパートの食料品売り場が好き．買い物篭を持って歩き回っている姿は，どう見ても「ショッピング」とは言えないので，タイトルを♪お買い物とした．（写真は
Ｉｂｉｓホテルから１００メートルほど旧市街方面へ行ったところに，Ｋａｒｓｔｄｔというデパートがある．ドレスデンに限らずヨーロッパのデパート全般に感じることだが，高級と言われているところでさえ，東京のデパートほどは洗練されていない印象を持つ．ほとんどが東京のデパートとスーパーを足して２で割ったような雰囲気だ． ベルリンでも，ここドレスデンでもリモージュボックスを探したが，見つからなかった．やはりフランス文化圏に行かないとないようだ．一方ドールハウスは本場・ドイツだけあって，おもちゃ売り場の一角に，ざっくざくとあった．これだけの品揃えを見たのは，ヨーロッパでも初めてである！！ ミニチュアの食べ物から，比較的大掛かりなドールハウスまで，目移りしてしまう．数ある商品の中から，魚の屋台を発見．夫も真っ先にそれが私の好みとわかったらしい．でも大きいから持って帰れないのでは・・と尻込みする私に，「買わないと後悔するよ．」と勧める．迷ったら買わない・・ということが多い優柔不断な私であるが，迷ったら買う！方が後悔が少ないのかな（特にこの手のドールハウスは，日本では入手が難しいので）．大きい上にパーツが細かいので持ち帰るのにかなり神経を遣ったが，無傷で日本に到着した．私のドールハウスコレクションの中ではピカ一の大きさ（20㎝×15㎝）だ．魚の屋台 詳細
ところでこの旅の直前に，青山の生活用品ショップで，RUM KANDISなるものを見つけた．ジャムのような瓶詰めに入っている褐色のものは，「ラム酒に漬けた氷砂糖で，コーヒーや紅茶，アイスクリームなどにかけてもいい」と書かれていた．普段コーヒーはブラックだが，たまにはラム酒の香りのするコーヒーもいいかなと思って値段を見ると，輸入品ということもあってか50ｇの小さな瓶詰めが５００円とやや高い．ラベルを見るとドイツ製だったので，今回の旅で探そうと企んでいたのである．ベルリンのＫａＤｅＷｅで探そうと思ったが，食料品売り場があまりに広大すぎて探検が困難と判断し，比較的こじんまりとしたこのドレスデンのＫａｒｓｔｄｔで見つけることにした． このデパートも食料品売り場が充実していた．まず瓶が似ているので，ジャム・マーマレード売り場へ行って探す．無い！ コーヒーに入れると良いとあったので，コーヒー，紅茶売り場へ．．無い！ 係員に尋ねようかと思ったが，メモしてきたドイツ語のスペルが不確かだし，自分で見つけることに意義があるのだ．ＫＡＮＤＩＳ＝氷砂糖だが，英語のCandyと似ているのでキャンディ売り場へ行ったら，ペロペロキャンディの横にあった！ （ベルリンのZoo駅構内では，コーヒー店にRUM KANDISが売られていた．）こうやって探し当てるプロセスも，結構好きだ．私が青山で見たものと同じ茶褐色のＢＲＡＵＮと白っぽいＧＯＬＤが２個セットになったもので，ＪＡＭＡＩＫＡ ＲＵＭを使っていると書いてある． 氷砂糖の部分はコーヒーや紅茶に入れると，香りよくなかなかＧＯＯＤ．ラム酒の部分はヨーグルトにかけて食べてもおいしい．
君主の行進（壁画）に程近いHiltonの１階に，Ｓ．Ｐ．ドレスデンのショップがあった．店内を外から覗くと，素敵な商品がたくさん並んでいる．でもいかにも高級な雰囲気で，入店にはかなり勇気を要した．Ｓ．Ｐ．ドレスデンは花などがモチーフになったロココ調のものが中心で，華やかで美しい飾りつけが多い．カップや皿の縁を金で彩る”金彩”に定評がある． 店内には，人形や，花瓶，小物入れなどが数多く並べられていた．透かし彫りのようになっていて，花が散りばめられた物入れに惹かれ，値段を見ると，10万円以上する！ 華麗で緻密な細工．．ため息がでるのは美しさだけではなく，値段もである．目の保養ということばがぴったりくる．最初から大物を買う気はなかったが，ミニチュアが好きなので，写真の小物を購入（Ｗ6.5㎝ Ｈ4.5㎝）．これにもＳ．Ｐ．ドレスデンの特徴である金が縁に施されている．花びらや葉がとても繊細な，可愛らしい一品だ．裏側にも小さな花が付いている．大事に持ち帰り，リモージュボックス等を入れているMyコレクションケースに飾ってある．
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ドレスデンの街並み．）
ドールハウスざっくざく
ドレスデンの伝統ある陶磁器ブランドであるS．P．ドレスデンの設立は1872年．ドレスデン近くの「チューリンゲンの森」で良質のカオリン（磁土原料）が出土されたため，世界最初の飾り用の磁器工場が設立された．当時からマイセンとは違った作風で人気があったそうだ．その後淘汰されたが，このＳ．Ｐ．ドレスデンが生き残ってきた．
ドレスデンの旅連載第５回（最終回）は，「
