オランダのチューリップ

3月,オランダではチューリップのシーズンを迎えます.リッセ市には,世界一のチューリップの公園,キューケンホーフがあり,私は96年と99年の2回行くことができました.この公園は3月末から約2か月間、チューリップの季節のみ開園しています(1999年は50周年記念のために夏も開園).広大な敷地に,700万球のチューリップが植えられており,公園に一歩足を踏み入れると,色とりどりの様々な種類のチューリップが咲き乱れていて,夢を見ているような美しさでした.世界中から観光客が訪れるものわかります.やはりこの季節のキューケンホーフは、オランダ観光のハイライトです!! 

私が撮ったヘタな写真ですが,オランダのチューリップを少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです.今オランダのトールペインティングを習っているので,自分でチューリップを描くことも多くなりました.見るだけでなく,描くのも大好きな花です.誰もが知っている花・チューリップですが,その魅力は意外に奥深いと感じています.

 

キューケンホーフ公園は,電車で行くには少し不便なロケーションにあるので,私たちはアムステルダム中央駅前から出るバスツアー,「キューケンホーフと球根畑をめぐるツアー(4時間)」で行きました.バスがキューケンホーフ公園近くになり,この球根畑が見えてきたところ,乗客から一斉に歓声があがりました.まさにチューリップの絨毯! これらは球根を取るために,花はすべて摘み取られてしまうということです.

誰が撮っても,絵葉書のような美しさのキューケンホーフ公園.手前の青い花はムスカリ.チューリップには青色の品種がないため,花壇にはムスカリや青のヒヤシンスが欠かせません.特にムスカリは花の時期も長いので,貴重な脇役ですね.(青いチューリップも見てね)

キューケンホーフ公園の風景の絵葉書は,オランダの至るところで売られていますが,キューケンホーフ特製のものは,園内でしか買えないようです.

花びらにギザギザがあるのは,フリンジ咲きという種類.淡いピンクが可憐です.最近,日本でも見かけるようになりました.こんな花束もらってみたいなぁ.

    

ちょっと変わった種類を.花はチョコレートを思わせる色,フチはクリームイエローです.誰?美味しそうだなんて言っている甘党さんは?

手前左のピンクの花は,ヒヤシンスです.チューリップだけでなく,ツツジやシャクナゲ,水仙,桜などが咲いていました.

公園の中には温室もあり,アマリリスや百合など,初夏の花も咲いていました.花好きには,パラダイスのようなところです.

 

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