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ルーヴェン（Ｌｅｕｖｅｎ）
2000.9.20 ルーヴェンはブリュッセルからＩＣ（インターシティ）で２５分のところにある．聞くところによると，ルーヴェンは「宗教と大学とビール」の町だという．宗教はともかく，大学とビールと聞けば，私たち夫婦が行かないはずはない（＊夫は大学関係者，夫婦そろってビール党）．ルーヴェン・カトリック大学という，ベルギー最古で最大の大学のあるこの町は，学生街の賑やかさがある． 駅を降りて商店街を１０分ほどぶらぶら歩くと，市庁舎（写真）が見えてきた．町の中心グローテ・マルクトに位置するこの建物は，高い塔が天に向かって突き刺さるようなシャープな印象．まさに「そびえ立つ」という表現がぴったりくる．いくつもの塔をもつこの建物は１５世紀後半に建てられたフランボワイヤン（後期）式ゴシック建築．「石のレース」とも言われ，聖書や町の歴史から取った200余りのテーマがレリーフや彫刻になっている．ガイドブックに書いてある「ヨーロッパ屈指の美しさ」という形容も，決してオーバーではない見事さである．
さてランチはどこで食べようかと，市庁舎の左脇のレストラン街をうろうろ．悩んだ末，混んでいる（＝美味しいと判断）イタリアンレストランに入って，スパゲッティ・メゾンというのを注文した．トマトソースに生クリームが混ざったような感じで，具はハムとグリーンピースとシンプルだが， 麺の茹で加減も◎で美味！．単品でも280ＢＦだが，ランチセットはグラスワインがついて同じ値段なのが嬉しい．周りを見渡すとピッツアを食べている人が多い．ピッツアをフォークとナイフで食べるのを見ると，何となく違和感を覚えるのは私だけ？（いつも手で食べるので）．
ルーヴェンの駅前で見つけた奇妙な（？）人形． ベルギー人が大好きなフリッツ（ポテトフライ）のお店．この人形はさしずめ”フリッツくん”とでも言うところか． トゥルネーのところでも書いたが，ベルギーの人たちは本当にフリッツが好きだ．おやつか軽食か，食事時以外でも町を歩きながらマヨネーズをつけて美味しそうに食べている．いつも彼らの真似をしてみたいと思うが，実際はできない．以前ランチの付け合せのフリッツを食べて，ディナーまでにお腹がすかなくて困ったことがあるからだ．美食の国に来て，フリッツでお腹を満たしてはあまりにもったいない．今回もフリッツくんの写真を撮るだけで我慢しよう．
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ベルギー
大学前の広場にはたくさんのカフェが建ち並び，賑やかで楽しい雰囲気である．この町は水がビールの醸造に適していたため，ビール産業が栄えたという．ランチ前であったため，さすがにビールを飲んでいる人はあまり見かけなかった．
