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| ３度目のオーストリア ＮＯ.8 憧れのザルツカンマーグート 半日観光 2004.9.20 ザルツブルクの東に広がる湖水地帯ザルツカンマーグート。アルプスの山々といくつもの湖、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となったことでも知られる景勝地で、ヨーロッパの中でもぜひ行ってみたい場所のひとつだった。できることならゆっくり２-３日かけて観光したいところだが、リンツに行かなければならないので、あまり遊んでばかりもいられない（笑） でも行きたい・・というわけで、半日で効率よくまわれる定期観光バスツアーに参加することにした。 パノラマツアーという、日本の「はとバス」のような会社があり、コースはサウンド・オブ・ミュージックツアーなどいくつもある。「バイエルンの山とベルヒテスガーデン」というツアーにも惹かれたが、やはりザルツカンマーグートツアーを選ぶ。ミラベル広場を１４時に出発し、フシュル湖〜ヴォルフガング湖〜ザンクトギルゲン〜モントゼーをまわり、所要時間４時間というコースだ。 ミラベル広場の集合場所に行ってみると、参加者は日本人観光客約２０名ほどで、観光バスが用意されていた。８人以下だと、バンになってしまうらしい。。。日本語ツアーなのでガイドさんは日本人だろうと思っていたら、意外にもスコットランド人の男性。日本で英語を教えていたことがあり、奥様が日本人とか。流暢な日本語・・とまではいかないが（笑）、とても明るく楽しいガイドさんだ。 ザルツブルクを出て、最初に見えてくるのがフシュル湖。ここでは写真撮影のみの下車で、時間は５分〜７分くらいだっただろうか。深く、静かな湖という印象。 ザンクト・ギルゲンでバスを降りて、船着き場までの道を、ガイドさんを先頭にみんなで歩いていく。ちょっと照れくさい・・・（汗） かわいらしい建物は市庁舎。 ヴァイオリンを弾く幼いモーツァルト像（左）
途中にモーツァルトの母の生家があった。中央のプレートは、母アンナ・マリアと、姉ナンネル。 この辺りにはおみやげものを売るお店や、カフェが建ち並ぶ。ガイドさんによると、サウンド・オブ・ミュージックグッズの専門店は船着場のそばのお店しかないので、ファンの方は買い忘れないように・・とのことだった（笑） 乗船までの間、それぞれお買い物をしたり、散策をしたりして過ごす。
ヴォルフガング湖クルーズ 〜 ザンクト・ヴォルフガングへ ザンクト・ギルゲンの船着場から遊覧船に乗って、ザンクト・ヴォルフガングまで約40分のクルージング。切り立った岩壁や、窓辺にきれいに花が飾られた家々が点在・・・景色も変化に富んでいて素晴らしい！ 船内の売店にも、ＳＴＲＵＭ（半発酵ワイン）の張り紙があった（笑）
ザンクト・ヴォルフガングはかわいらしい街並み。ここからシャーフベルク登山鉄道に乗って・・といきたいところだが、もちろん半日観光のコースには入っていない。
モントゼーへ
モントゼーのシュティフト・プファール教会は、映画サウンド・オブ・ミュージックで、マリアとトラップ大佐の結婚式に使われた教会として知られている。748年に創建された当初は修道院で、現在のゴシック様式の外観は17世紀に改築されたものだとか。礼拝堂内のバロック様式の彫刻も素晴らしいものだった。修道院は1792年に閉館されて、現在は地区教会となっている（参考：ザルツブルク 永遠のサウンド・オブ・ミュージック 東京書籍）
マルクト広場には色とりどりの建物、レストランやカフェのようだが、残念ながら散策する時間はなかった。 帰りのバスでは、サウンド・オブ・ミュージックでおなじみの音楽、エーデルワイスやドレミの歌などが流れていた。ちょっとクサイ演出だが、美しい景色の中だと違和感がない。ザルツブルクもそうだが、やはりザルツカンマーグートは、「サウンド・オブ・ミュージック」抜きには語れない。歌だけでなく、観光スポットも映画に関係ある場所が多いので、旅行前にビデオを観て予習したのが役に立った。 ガイドさんが最後に、何でも質問があったらどうぞ！と言って、それぞれのお客さんのところをまわってきた。特に質問もなかったが、Ottoが「STRUMのおいしいお店を教えてください」と言うと、ガイドさんはうーんと考えて、「いろいろなところで飲めるよ、でもすごく甘い！」 ですって（笑） 雨女にしては珍しく、この日は晴天に恵まれ、半日だったが、念願のザルツカンマーグートの美しい景色を堪能することができた。当初、ほんとに４時間でこんなにまわれるのかしら？と思ったけれど、ちゃんと予定どおり１８時には到着！ でもモントゼーでは観光時間が１５分・・のように、慌しいのがちょっぴりザンネン。いつも個人旅行なので、このような定期観光バスのツアーに参加するのは初めてで、少々とまどう面もあったけれど、短時間でいろいろなスポットに連れて行ってもらえるので、今回のように時間がないときには便利ですね。バート・イシュルやハルシュタットは、次回？のお楽しみにとっておくことにしよう。 2005.1.6ＵＰ 次回はリンツへご案内します♪ |
