Hiroのこだわりロンドン 連載第7回

コヴェント・ガーデンそぞろ歩き  Covent Garden  2003.12.28 

威風堂々行進曲第1番

ロンドンに着いた翌日は朝から晴れていたので、急遽予定を変更して郊外のウィンザー城へ行くことにした。案の定、他の日はほとんど雨またはどんより曇っていたから、この判断は正解だったようだ。ウィンザー城の見学は午前中で終わったので、午後はロンドン市内へ戻ってきてコヴェントガーデン辺りをぶらぶら。。。目的はロンドン交通博物館と、ドールハウスのショップ、そしてアップルガーデンである。ピアッツァ周辺には大道芸人がパフォーマンスを繰り広げ、それを見る人々で賑わっていた。

 ロンドン交通博物館   London's Transport Museum

今回のロンドン行きは、妻の強い要望によって実現したもので、Ottoは当初からあまり気が進まないようすだった。仕事で何回か来ているし、大都会はゴミゴミしていてあまり好きではないらしい。 そんなOttoの、ロンドンでの最大の楽しみは、パブであった(笑)。

さてこの日はロンドン交通博物館へ行った。Ottoは鉄道ファン、いわゆるテッチャンで、ヨーロッパでは鉄道博物館へ行ったり、鉄道模型(Nゲージ)を買ったりしている。私は乗り物には弱いけれど、クルマよりは鉄道の方が好きだし、鉄道模型はミニチュア・・ということで、こういう場所に付き合うのも結構楽しい。

 MUSEUMの文字もTUBEのデザイン

ロンドン名物と言えば、2階建てのバス(ダブルデッカー)を思い浮かべる人も多いのでは? 私は乗った経験はないのだが。。。このミュージアムには路面電車、トロリーバス、蒸気機関車、鉄道馬車などが、古いものから新しいものまで展示されている。日本のものと比べると車体がカラフルで、華やかだ。

このミュージアムに併設されたギフトショップは、乗り物ファンでなくても、一見の価値あり! ロンドンのTUBE(地下鉄)のマークや路線図の入ったTシャツ、文房具、小物類など、さまざまなグッズが売られている。売り場も広くて、ロンドンらしいおみやげを買うには最適な場所だと思う。

   TINCARDは乗り物モチーフが中心だが、猫も!

 

 ロンドン・ドールズハウス・カンパニー  London Dolls House Company

イギリスではドールハウスは、古くからコレクターズアイテムとして親しまれてきた。本場ということで、行く前から期待していろいろ情報を集めていたら、るるぶロンドン'04(JTB発行)にロンドン・ドールズハウス・カンパニーというお店が載っていた。200人ものアーティストによるたくさんのアイテムが売られているという。

場所はコヴェント・ガーデン駅からほど近いマーケットの地下にあるので、ちょっと見つけづらかったが、るるぶでお店の外観の写真を見ていたので、どうにかたどり着くことができた。イギリスらしい素敵なドールハウスがあったら記念に1つ買いたいなと思って店内に入ってみると、オランダやドイツで見かけるような完成品(小物が備え付けられた家具や、フレームタイプのもの)はほとんどなくて、ドールハウスのパーツが主体であった。つまり小さなお皿1枚、食べ物1個、食器棚ならば空っぽのものしか買えないということだ。パーツを組み合わせれば自分だけのドールハウスが作れるが、かなりのマニア向けと言えよう。店内は”鑑賞”するお客さんでごった返していたが、購入している人はいなかったようだ。私も。。。

場所はこちら  29The Market 10:00-19:00

 アップルマーケット    Apple Market

コヴェントガーデン駅を出てすぐのところに、アップルマーケットがある。ストリートマーケットというわけでもないが、様々なストール(露店)がひしめき合っていて、何も買わなくても見て歩くだけでも結構楽しい。ここは、セーターやバッグ、アクセサリーなどの手作り製品が多いようだ。リモージュボックスのような高級品はなく、Antiquariusなどと比べて庶民的な雰囲気である。

その中で私が気になったのが、漢字で名前や言葉を書いた色紙を売るストール。ヨーロッパでは漢字がひとつのファッションとして人気で、意味不明?漢字が書かれたTシャツを着ている人をよく見る。「天使」と毛筆で書かれた色紙も売られていたので、お店の人は日本人かしら?と思ったら、中国系の人だった。この商売なら、私にもできそうね・・(笑)

真冬のロンドンは日が短く、午後4時を過ぎると日が落ちてしまう。 

マーケットの正面

さて世界各国の料理店がひしめくロンドン! 食いしん坊にとっては、毎晩、ディナーに何を食べるかは最大の楽しみである。コヴェントガーデンには、フレンチ、イタリアン、タイなどのレストランはもちろんことベルギー料理のレストランもあった。ムール貝と白ビールを夢見るOttoが行きたいと言うので、お店の前まで行ってみたら、長蛇の列ができる人気ぶり! 諦めて、ホテルの近くのインド料理店に行った。 ビールもインドの、King Fisher。値段も安いし、おいしくて大満足だった。 

 チキン、キングプローン、ベジタブル 3種のカリーがついたセット

2004.6UP

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