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にゃんこも若いときは元気に飛び回ったり、じゃれたりするけれど、ある程度年を重ねてくると、ゆったりと過ごすようになります。言葉を換えると、「寝てばかり」（笑）とも言います。 実家のチー（9-10才くらい）は、４匹いる中で最長老の猫。チビタたちが生まれるまでは、ミミ（チビタとクーコのママ）と２匹、家で飼われていました。ところが３年前ミミが子猫を出産してから、家を出てしまいました。家出と言っても、餌は食べに来ますし、時々家の中に入って甘えたりしているので、完全な自由猫というわけではないのですが、ねぐらはお外です。ミミがワガママで気が強いので、折り合いがよくなかったのか、ミミ母子に遠慮してしまったのかわかりません。夏はまだいいのですが、冬の寒さは老猫にはこたえているはず。長老なのだから、家の中でデーンと威張っていればいいのに・・と思うのですが、チーなりの考えがあったのでしょう。猫の社会もいろいろ大変です。 チーは、人嫌いのミミ親子と違って、誰にでも人懐っこくゴロニャンしてきます。デジカメを向けてもまったく動じることもなく、抱っこされるのも大好き。ごらんの通りのブサイクちゃんですが、どことなく愛嬌がある猫です。身体が小さく、チビタの半分くらいしかありません。よく結膜炎にかかり、猫なのに目がショボショボしています（笑） 毎日母に目薬をさしてもらうのが日課ですが、嫌がることもなく、気持ちよさそうにおとなしくしているよい子です。 猫の９−１０才は、人間で言うと還暦くらいだとか。以前チーのことを、”おばあちゃん猫”と言ってしまったことがありますが、猫も今では長寿になり、１５年（人間で言うと９０才）以上生きるにゃんこさんもざらにいるということを最近知りました。（人間の）６０才の女性は、まだまだ若いですよね！ ”おばあちゃん”なんて言ったら、間違いなく怒られます（笑） ごめんね、まだおばちゃんだね、訂正します。 私があげたお猫様専用クッションは、いつもはチビタお坊ちゃまが使っていますが、たまに私が行ったときに、遠慮するチーを強引に乗せてあげると、やはり居心地がいいのか、気持ちよさそうに寝ています。これからも元気で長生きしてね。 ♪
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おばあちゃんじゃない、おばちゃんよ！ 2003.5
