ベルリンに着いた翌日，ポツダムへ足を伸ばした．ベルリンから列車で３０分ほどの距離なので，日帰りで観光できる．

ポツダムの観光目玉は何と言ってもサンスーシ宮殿（写真）．サンスーシとは，フランス語で「憂いのない」という意味．プロイセン王のフリードリヒ大王の，夏の居城として使われていたものだ．外観はロココ調の装飾が施され，色彩も美しい．

内部はガイドツアーで見学．大理石の間，謁見の間など，きらびやかな宮殿内部を見て周った．ヨーロッパ観光では，このような宮殿ツアーが多いが，ヴェルサイユ宮殿（フランス）の豪華さと比較してしまうと，あまり驚かなくなっている自分がちょっと怖い．

290ヘクタールの広大なサンスーシ公園．この日は天候も良く散策するには絶好の日和だったが，園内には中国茶館や新宮殿などが点在し，とにかくだだっ広いので，歩くのが好きな私でも徒歩での移動は大変だった．サンスーシ宮殿から新宮殿まで１．３キロほど歩いて行ったところ，この日新宮殿は休館で，どっと疲れが出た！見ていると自転車で公園内を移動している観光客がいる．じっくり庭園を見て周るには，レンタサイクルを利用するのが賢いかも．

ドイツでのランチは，ファーストフードが多くなる．ポツダムでも，焼きソーセージを食べた．朝食が豪華でちょっと食べ過ぎるので，ランチは軽く・・ということもあるが，宮殿やお城は郊外にあるため，インビス（屋台）が便利なのだ．ディナーはベルリンのレストランで，季節のシュパーゲル（白アスパラ）を食す．茹でた白アスパラが１０本位（太い！）出てきた．ドイツではどこでも，ちょっと茹で過ぎ・・と感じる．ベルリンスープというソーセージとポテトのスープは，スパイシーでなかなか美味だった．